【国際・教育】〔University World News〕掲載記事より抜粋
主要国の大統領たちが集まるG7のように、今年のG7議長国のフランスで、マクロン大統領の厚い支援の下、世界をリードする大学の国際的な同盟、U7 アライアンスが発足した。
U7アライアンスの第1回世界サミットは2019年7月9、10日にフランスで開催予定。
・グローバル化した世界における大学の主な役割
・気候変動とクリーンエネルギー
・社会の不平等と二極化した社会
・技術変革
・地域社会の関与とその影響
という5つの重要な世界的課題が取り上げられる。
先進国グループは、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、イギリス、アメリカの7つ。そのほか、EUも含め46大学の学長がサミットに出席し、世界中で200万人以上の学生が参加する。
ニュースソース:
University World News
“G7 university presidents to tackle global challenges”
―Jane Marshall and Brendan O’Malley, 08 June 2019
追記
U7 アライアンス サミットに学長が参加する46の大学は以下の通り。
G7カ国からの参加機関はフランスから13、カナダ、ドイツ、イギリスからそれぞれ5、日本から4、イタリアから3、アメリカから1、含まれる。
フランス運営委員会:エクス=マルセイユ大学、ボルドー大学、コートダジュール・エコール・ポリテクニック大学、グルノーブル・アルプス大学、パリHEC、リヨン大学、パリ・ディドロ大学、パリ・サクレイ大学、パリ人文科学研究大学、パリ政治学院、ソルボンヌ大学、ストラスブール大学
- カナダ:ブリティッシュ・コロンビア州立大学、マギル大学、モントリオール大学、オタワ大学、トロント大学
- ドイツ:ベルリン自由大学、ハイデルベルク大学、ミュンヘン・ルートヴィヒ・マクシミリアン大学、マンハイム大学、ミュンヘン工科大学
- 英国:ケンブリッジ大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、ロンドン大学、エジンバラ大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス
- 日本:一橋大学、慶應義塾大学、大阪大学、東京大学
- イタリア:ボッコーニ大学、ナポリ・フェデリコ2世大学、ローマ・サピエンツァ大学
- 米国:コロンビア大学、ニューヨーク大学
- オーストラリア:オーストラリア国立大学
- コートジボワール:フェリックス・ウフェボワニ国立工科大学
- ガーナ:アシェシ大学
- メキシコ:メキシコ国立自治大学
- モロッコ:モハメッド6世ポリテクニック大学
- ナイジェリア:イバダン大学
- セネガル:シェイク・アンタ・ディオップ大学
- 南アフリカ:ケープタウン大学
- 韓国:ソウル国立大学
• シンガポール:シンガポール国立大学
U7アライアンスの声明:フォーラム設立の3つの理由
1.初等教育への普遍的なアクセスに対するG7の支援を確保する必要性があるため。需要を満たすための高等教育へのアクセスは過去20年間で高まっており、さらに増やすための行動を続けるため。
2.主要先進工業国では、高等教育は資金調達、デジタル技術、グローバル化した環境での雇用へのアクセスを促進する能力、増大するモビリティの需要への対応、および既存および未知世界的に大きな課題であるため。
3.変化する地政学的背景において、大学間の学術的な議論や関係構築は、国際的な対話の活用のために不可欠であるため。